ミートたけし / 川村 竜 / ベーシスト,作編曲家 ,ストリーマー
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ミートたけしの「世界の平和が俺を守る!」ミートたけしYouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@meatalk |
第34回:いちミュージシャンはTGSをどう過ごすのか?
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かくいう私もビジネスデイに参加し,非常に有意義な時間を過ごした。しかし,プロゲーマーでもなければ,美しくセクシーなコスプレイヤーでもない,ただの太ったおじさんミュージシャンであるミートたけしは,ビジネスデイでいったい何をするのか。
気になった方もいるかもしれないし,気にならない方もいるかもしれない。どちらにせよ今回は,ミートたけしのTGS2026ビジネスデイにおける動きを振り返ってみようと思う。
ビジネスデイがビジネスデイたる理由
出演の仕事があるわけではないこのビジネスデイで,ミートが主に行うのは,いわゆる「挨拶回り」というやつだ。仕事用の「川村 竜」の名刺をキリよく100枚持って,いざ! ビジビジ道中記の始まりである。
ありがたいことに,この100枚の名刺をだいたい毎年1日で配り終え,翌日にはまた100枚補充することになる。表面的には,己の腕一本でこの業界を突き進んできたかのような傍若無人な立ち居振る舞いを見せるミートだが,人と人とのつながりこそ,最も大切にしているものだ。
直接足を運び,顔を合わせ,目を見て話をする。効率や利便性が重視される昨今においても,このアナログなコミュニケーションの積み重ねが,我々のクリエイティビティの礎になると信じている。
1分1秒も無駄にすることなく,多くの方々へご挨拶に伺い,話を聞き,互いの未来への道を作っていく。それがミートたけしのTGSでの過ごし方だ。
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会場内は多くの来場者であふれているものの,一般公開日に比べれば移動はさほど困難ではない。グッズコーナーにもスムーズにたどり着き,お目当てのスカジャンやナプスタブルークのTシャツをゲット。これでもうTGS2026に思い残すことはない。目的の95%は達成したと言えよう。
しかし,「ビジネスの鬼」の異名を持つミートたけし。彼には1分1秒たりとも無駄にできる時間はない。残る5%である「挨拶回り」に全力を注ぎ込む。
ここからは,ご挨拶した多くの方々の中から,ミート視点で印象に残ったブースやお仕事仲間をご紹介したい。
いつもお世話になっているスクウェア・エニックスさん
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ほかにも人を集めていたのがフォトスポットだ。セフィロスとエアリスのあの印象的なシーンを再現できる場所には,「我こそはエアリス!」という皆さんで長蛇の列ができていた。
私も,いざエアリスにならん! と意気込んだものの,爆弾を抱えた私の膝は己の体重を支えきれず,立ち膝での撮影を断念。座禅を組む形でセフィロスの凶刃を迎えた。これはこれで謎の神々しさを醸し出していたので,ここに貼っておく。
関係者の皆様にもご挨拶を済ませ,イトケンさんこと伊藤賢治さん,成田 勤さんとも合流。こういった仕事仲間との同窓会的な要素も,TGSにはある。
先日のスクウェア・エニックス ミュージックさんの特番では,初めて番組MCも担当させていただいた。そのこともあってか,「またMCよろしくお願いします!」と言っていただいた。
「また音楽よろしくお願いします!」ではなかったことに多少の疑問を抱かなかったわけではないが,考えすぎだな,と頭を振り,その場を後にした。
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eスポーツによる地域振興の取り組み
急にガラッと温度感を変えてみた。華やかな大手ブースを回るのももちろん楽しいが,地域振興に関わるブースを回るのもまた楽しい。
なかでも声をかけてくださった埼玉県eスポーツ協会理事でeスポーツプロデューサーの吉永亜耶さんは,群馬県産業経済部 戦略セールス局 eスポーツ・クリエイティブ推進課 eスポーツ係 係長の堀越一樹さんと共に,群馬県でのeスポーツ振興に取り組んでいるという。
個人的にも群馬県,とくに高崎市にはさまざまな縁がある。コンサートの仕事では,高崎芸術劇場で毎年2回ほど公演をさせていただいているし,コーヒー事業でも高崎&前橋エリアとのつながりがある。最近の私の活動である「マジック:ザ・ギャザリング」においても,晴れる屋高崎店さんの存在は大きい。
一つ一つはつながらないものでも,自分というハブを通して何かできることを模索する。種としては,どんなにささいなものでも構わない。こうして人とつながることで,芽吹いていくものが必ずある。
「仕事」と言ってしまうと非常にビジビジしてくるが,「オモシロ」をいかに見つけ,作り上げていくか。それが我々クリエイターにとって,一生の行動原理なのだと思う。
もちろん,今回ご挨拶できなかった皆さんからの「こんなアイデアがあるんですけど!」という声も,いつだって大歓迎だ。TGSはオモシロの種をまき,オモシロの花を咲かせる場所でもある。
ここは本当に令和なのか!? あの名作がゲーム化!
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会場内を歩いていると,ふっと目の前に現れたのは「キャッ党忍伝てやんでえ 〜復活のニャンキー! やっぱり明日は日本晴れ!」のブースだった。
へー,てやんでえかぁ……って,てやんでえ!?
これ以上ないほどの二度見をかましてしまった。1990年に放送が始まった名作アニメのゲーム化は,おじさんを一瞬にして子供時代へと引き戻した。
スタッフさんに話を聞いてみると,開発しているのはオランダのゲームスタジオBlast Zero。アラブ首長国連邦のRed Dunes Gamesが,全世界へのリリースを手がけるのだそう。
日本じゃなかった!!!!!
海を越えた人々にも,我が国が誇る「てやんでえ」が刺さっていた。その事実に,震えるほどの感動を覚えた。しかも,山口勝平さんをはじめ,当時のキャストも収録に参加しているという。山口さんはお友達なので,速攻で報告してしまった。まさか令和の時代に,こんなことが起こるなんて……。
2025年に放送開始35周年を迎えた「てやんでえ」。ゲーム化という形を通じて,こうして再び皆の前でスポットライトを浴びている。国境を越えて人々の心をつかみ,一つの作品を形にしていくゲームの力を目の当たりにした。
クリエイターよ! ビジネスデイを最大活用しろ!
ほかに毎年注目しているのは,インディーゲームのコーナーだ。まだ広く名前を知られていないメーカーやデザイナーも,本当に魅力的な作品を生み出している。
国内外を問わず,彼らに話を聞き,ゲームも試遊させていただく。なかには私の音楽活動を知ってくれている方もいて,そこでの出会いが実際に仕事につながることも少なくない。
大手ゲーム会社からの依頼はもちろんうれしいが,インディーゲームのメーカーさんとミュージシャンが直接つながれるのも,TGSの醍醐味だ。
手をこまねいていても,「オモシロ」は近付いてきてくれない。仕事はもらうだけでなく,自分から作るものでもある。お金は嫌いではないが,自分の中での優先順位は決して高くない。それよりも,面白いものを作ることに己のすべてを注ぎ込む。それがクリエイターとして当然の行動だと思っている。
だからといって,お金がいらないわけではない。やっぱりお金も大事だ。優先順位,高かった。ごめん。
長い1日のほんの一部分をご紹介したが,名刺をすべて配り終えて空になったケースと,疲労がパンパンにたまった足が,私の充実したTGS2026ビジネスデイの,何よりの証拠だ。
こうしてまいた種が,また来年のTGSで芽吹き,花を咲かせ,人々を笑顔にすべく世界へ広がっていく。つまりTGSは,地球の平和に貢献しているというわけだ。
ということは,TGSが私を守っているということにもなるのかもしれない。
地球の平和とTGSが俺を守る,ってわけ。
また来年も楽しみにしています。ありがとうTGS!!
| ■■ミートたけし / 川村 竜(ベーシスト,作編曲家 ,ストリーマー)■■ ベーシストとして国内外各所でライブやコンサートで演奏活動をしつつ,配信活動も活発に行っているミートたけしこと川村 竜さん。現在は主にYouTubeチャンネル「ミートたけし-MEAT TAKESHI-」とTwitchチャンネル「ミートたけしの『太くてニューゲーム』」で,雑談配信をしたりゲーム配信をしたりと大忙しの様子です。 |



















