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本作のオリジナル版は,Vangelis Bagiartakis氏とVarnavas Timotheou氏が手掛け,2023年に発売された非対称型の政治経済ボードゲームだ。2023 Golden Geek Awardsでは「Heavy Game of the Year」「Best Thematic Board Game」「Most Innovative Board Game」の3部門を受賞。日本ではEngamesから2024年10月31日に日本語版が発売された。
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各プレイヤーは,架空国家を構成する「労働者階級」「中産階級」「資本家階級」「政府」のいずれかを担当する。それぞれ使えるアクションや得点方法が大きく異なるのが特徴で,労働者階級は雇用と賃金を確保して生活水準を高め,資本家階級は企業を設立して労働者を雇用し,商品やサービスの販売による利益を追求する。中産階級は労働者と企業経営者の両面を持ち,政府は税収を確保しつつ,各階級の正当性を保ちながら公共サービスや社会保障を提供していく。
一方,国家の経済そのものは共有されている。資本家が企業を動かすには労働者が必要で,そこで支払われた賃金は労働者側の収入になる。労働者や中産階級が購入する食料,ぜいたく品,医療,教育なども,他陣営や政府の収益に繋がっていく。自分だけで完結するエンジンを作るのではなく,他プレイヤーとの利害関係そのものがゲームの経済を動かす仕組みだ。
単に4陣営が異なる能力を持つだけではなく,「誰かの賃金が誰かのコストになり,誰かの消費が別の誰かの収益になる」という相互依存システムに,政策変更要素による駆け引きを重ねているのが面白いところだ。公式サイトによると,本作のシステムは実際の政治・経済理論に基づき,研究者の協力を得て開発されているという。
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なお,オリジナル版にはソロプレイ用の追加要素も存在するが,BGA版は現時点で2〜4人用となっている。BGA版の開発者は2026年8月24日の時点で,ソロモードについて具体的な実装予定はないとしている。























