![]() |
2026年7月1日から31日にかけて実施された「開発参加型クラウドファンディング 第1部」では4363万7905円の開発資金が集まった。今回の発表会では,同日よりスタートしたCF第2部の詳細に加え,サプライズとして新たなキャスト陣が公開された。
登壇した総監督のイシイ氏は,直前まで心臓の難病で入院していたことを告白。「20年前なら心臓移植が必要だった」と振り返り,医療の進歩に感謝を述べるとともに,歴代作を手がけるたびに抱いてきた「これが遺作になってもいい」という強い覚悟を,本作の開発にも注ぎ込んでいると支援者へ伝えた。
![]() |
CF第1部で5000万円近くが集まったことへの感謝を述べる一方で,プラットフォーム「うぶごえ」でのトラブルに起因する未入金分(約2500万円)については,イシイ氏の会社ストーリーテリングが一時的に担保したことを説明。これまでの支援総額にあたる約1億円を,全額開発費に充当することを約束した。
![]() |
新たにスタートしたCF第2部の目標金額は5000万円に設定されている。達成率を煽るプロモーションではなく,純粋に作品の完成度を高めるために不可欠な開発費として提示した形だ。
制作過程で最大のウェイトを占めるのが「撮影費」であり,機材の進化によるコストダウンを考慮しても,リッチな映像美を追求するには十分な予算が必要となる。その必然性を証明すべく,会場では1本のデモPVが上映された。
公開された映像は,作品に協賛する東急不動産の協力のもと,キャスト3名が参加して渋谷でロケ撮影を実施し,実際にゲームプログラム上で動作させたデモムービーだ。
上映後,イシイ氏は「過去作や他社の実写ADVと同水準の作品で終わらせる気はない」と断言。自身がプレゼン用に撮影した写真と,今回のデモ用にプロが撮影した写真を比較し,今後10年,20年と語り継がれる作品を生み出すためには,キャストの拘束時間や厳選したロケ地など,撮影周りの徹底的なクオリティ向上が不可欠だと力説した。
![]() |
![]() |
続いて,脚本を手がける北島行徳氏が合流し,新キャスト2名が発表された。従来のシリーズ出演者とは一線を画す,新たな風を吹き込むキャスティングとなっている。
![]() |
1人目のキャストは,SNS総フォロワー数80万人超,動画総再生数1億回を誇る女子大生インフルエンサーの「名前はまだない。」さん。東急不動産のプロジェクト発タイトル「ぎるぐる」で公式コスプレイヤーを務めた縁から実写ADVに触れ,本作に興味を持ったという。
「脇役でもいいので出演したい」とプロデューサーの村上雅彦氏に直訴した熱意と,新規ファン層へアプローチしたい制作陣の意図が合致し,起用が決まった。演じるのは,ジャーナリスト志望の女子大生「Mido」で,雪城つなぐと並ぶヒロインの1人となる予定だ。
![]() |
![]() |
2人目として紹介されたのは,リングコスチューム姿で登壇した女子プロレスラーのウナギ・サヤカ選手。「明日で40歳になる」と切り出しつつ,「みんなの希望になりたいからJK役をやらせろ!」とイシイ氏に痛快なマイクアピールを放った。
ウナギ選手が演じるのは「鰻田凪子」。JKではなく,渋谷で暗躍する謎の宗教団体「バナナ教」の熱心な信者であり,格闘技の心得があるという設定だ。新規層向けの抜擢でありながら,その設定は過去作のファンもニヤリとさせられる設定になっている。
![]() |
![]() |
![]() |
発表会の締めくくりとして,CF第2部のリワード内容が紹介された。単なる開発資金集めにとどまらず,支援者が楽しめる体験価値を追求している点が本プロジェクトの特徴だ。劇中でキャストが着用した実物衣装やオリジナルスタッフジャンパー,作中に登場するラノベ作家・銀原ギンが執筆したライトノベル,さらには撮影現場へのロケ弁差し入れ権など,多彩なリターンが用意されている。
![]() |
開発進捗などを報告する次回イベントは,キャスト陣を招いて2026年9月13日に開催予定だ。今後も支援者およびファン向けのイベントが定期的に実施される予定なので,続報に注目したい。
![]() |
![]() |
































